腰 紐

用 途
着物を着つけるうえで衿元がが崩れないようにしたり、
裾がずり落ちないように止のがこの腰紐の
役目です。長さは約胴に二倍半とめておく結び分です。
使う本数は着付教室のその他の小物道具によって数が
違ってきますが、昔からの道具のみでお教えします
という場合はこの紐が最低4本必要です。どう言う
場合が4本ではないかという説明は下の「この紐は
なんだろう」で触れたいと思います。

紐の種類
紐の種類は結構沢山あります。写真の左側の二つは紐状になっているタイプで、右側の4つは幅が3〜5センチある紐です。色は主に薄いピンクや白が多いですが、喪服用に黒い紐も売られています。といいまいても着てしまえば色は目立ちませんのでわざわざ葬式や法事用に黒を買い揃えなくても、喪服を買ったらついてきた、、、くらいの事でいいかと思います。値段は素材で違ってくるのですが、ナイロン制の物は安めでモス(薄手のウール)や綿 絹だと普通位です。道具小物類というのは着物を着慣れてくる迄は、教室が推薦していたり、たまたま持っていた道具を使い勝手は解らずに練習を始めるのでどれがどれくらい良いかという説明をしても初心者の人には解らないでしょう。しかし あえて説明しやすい処だけ話すと、ナイロンやポリ制の紐は無いよりはましという感じでゆるみやすく、天然素材の物はゆるみにくいですね。

お勧めの紐は
幅が3cm位ある腰紐と紐状になっている物ではどちらが良いかといいますと、、、、
好みです^^;  いえいえ 私は衿元を押さえる紐は右のタイプ(幅広)おはしょりのたくし上げの部分の紐は紐状の物が良いと考えています。衿元は点で押さえるよりも面で押さえた方がはだけにくいと考えているからです。そしてウエスト回りのたくし上げには紐状の物を。それは寸法の合っている自分の着物でしたらどちらでも良いですが、着丈が本人よりも短い着物であれば幅広の面で押さえるよりも点で押さえた方がおはしょりが少しでも出せるからです。
この紐は何だろう?
この紐はウエストベルトといって、おはしょりのたくし上げの部分で活躍する総ゴムのゴムベルトです。上記で紐は全部で4本必要と書いていますが、これを持っていると、ウエストベルト一本と腰紐が3本という事になります。
どう活躍するかといいますと、着物を着る機会と言うのは必ずと言っていい程食事をしますよね。結婚式や食事会ではりきって着物をきせてもらったのにお腹がくるしくて何にも食べられなかった、、、、;という経験はありませんか?ウエスト回りにこのベルトを使う事により、着物が総ゴムのロング巻きスカートの感覚になるんです(解るかな〜^^;)と言いましても、やはり昔からのお紐だけでと言われる先生や生徒さんもあるので強制ではなく自分で使って練習するかどうかを決めてもらいたいものです。
私は愛用していま〜す。
この道具は何かしら?
これも使う事により腰紐の本数が減ります。上は着物サッシュ、下は正式名称はきものベルトでコーリンやライクラといったら解る人いると思います。きものベルトはウエストベルトよりは細めのゴムベルトで、両端に衿をつまむ為のクリップがついていて、衿元の着崩れを防ぐ為の便利グッツです。サッシュは伊達じめにコーリンベルトが合体した更に便利グッツという物でしょうか〜、教室で使っている教材にてレッスンが進んでいきますよっていうスクールはかなりの確率でこのサッシュはリストに入っています。コーリンは現代において作られた物ですが、これは教室以外の呉服屋さんでもよく売っているので習っていなくても自宅にある人は多いです。

サッシュを始めから持っている人で、これを使ってのレッスンを希望する人は、それにてレッスンをしている教室を探しましょう。無い人でこれを使って教えている所へ入学すると、無いとレッスンにならないので購入する事になります。

使うかどうかは好みです。

和 櫻茶ろんの方針
櫻茶ろんでは初心者さんに「腰紐4本の昔からの道具のみでのレッスンがしたいか」
「腰紐3本とウエストだけはゴムベルトを使ってレッスンしたいか」の希望を
入ってきた1人1人に聞いています。そして全く何も持っていない人は、
着れるようになってからも希望者は一緒に和服での食事等のイベントに
お誘いしていくのでお腹いっぱいになってもらいたいからゴムベルトをお勧めし、
そしてレッスンでは紐もゴムも両方使い方を説明しています。

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